あとがき


こちらのSSはお題SSといもので書いた小説です。
お題というのは「女神・はじめ・プリン」。さぁ、どこにあったのか探してみよー(笑
読んで頂けたのなら分かるかと思いますが、舞台はとある放課後の学校。
親しい友達と別れ、卑屈になってしまった少年と、教室に現れる不思議な女の子との初恋を描いた作品です。
コンセプトとしては3つあります。
「叶わぬ初恋」「孤独」それと「独りじゃない」って感じです。


 まず一つ目。「叶わぬ初恋」
初恋ですか…僕はとっくの昔に終わりましたね。しかも想いを伝えないで。
まぁ、絶対に叶わぬ相手ではあったんですけどね。
懐かしい気持ちです。今、そういう人は居ないので、あの頃の気持ちを随分と忘れていますね。
今回の少年と少女は特別なケースです。
生者と死者。こういう恋って実際あるのか分かりませんが、叶うのは難しいでしょうね。
死者を生き返らせる事なんて出来ませんし、生者を死者が殺す事だって難しい。
けど、もしその生者――つまり少年が「自分は独りだ」と思っているとしたらどうでしょう?
案外、簡単に死んでしまうかもしれませんね。


二つ目。「孤独」
人と人との繋がりって大事ですよね。俗に言う「絆」ってやつです。
けど、その絆を忘れてしまったとしたら、例え繋がっていても、もの凄く希薄になってしまうと思うんですよ。だから繋がっているって感じることが出来ない。
そうすると、自分は独りだって思いこんでしまう。すぐ近くに手を伸ばしてくれる人が居るのに。
人間って助け合ったり、補い合ったりして生きていくもので、独りでは絶対に生きていけない、耐えていけないと思います。
僕も独りだったとしたら、今ここで文章を書いていることは無かったです。絶対に。

三つ目。「独りじゃない」
独りじゃないって、ちょっと見方さえを変えれば、直に気付くことが出来るんです。
そのきっかけが難しいのですけどね。
それがなければ、ずっと気づく事は出来ません。まぁ、当然なんですけどね。
だから、今回の少年は幸せな方だったのだと思います。
気付けない人ってたくさん居ますから。


以上です。
あとがきってこんな感じでいいのかなぁ……よく分かりませんw
それでは、まだまだ表現力が足らぬ文ですが、これからも読んでいただけると嬉しいです。
そして、ご意見ご感想を頂ければ、もっともっと嬉しいです。
最後に、この小説を読んでくれたあなたに感謝を。


茅端 真樹






Novel     夕日のなかで